象印のスチーム式加湿器EE-DC50は、象印の加湿器ラインナップの中では大容量かつ高機能のモデルです。
パワフルな加湿力とお手入れの簡単さが大きな魅力ですが、その一方で電気代や動作音などの気になるポイントもいくつかあります。
本記事では、象印加湿器EE-DC50の口コミや評価レビューを紹介します。購入を検討されている方はぜひ参考にしてください。
象印加湿器EE-DC50の口コミ
象印加湿器EE-DC50は、2021年9月にEE-DB50の後継モデルとして発売されました。口コミは全体的に高評価が目立ちますが、動作音やデザインについてはネガティブな意見も見受けられました。
実際に購入して使ってみた人の口コミや評価を紹介します。
象印加湿器EE-DC50の悪い口コミ
- 蒸気が出るときの音が気になる
- タンク内の水の残量が分からない
- デザインがやや微妙
象印加湿器EE-DC50の悪い口コミで多いのが「動作音が気になる」という内容です。給水してから沸騰するまでの間の音が特に大きく、シューという沸騰音なので不快感は少ないものの、静音性を求める人にはあまり向かないようです。
また、タンク内の水の残量が分からないところも改善ポイントとして挙げられています。残量を確認するためにはフタを開けなければいけませんが、スチーム式のためフタ周辺が高温になっていることが多く、やけどの可能性があるため注意が必要です。
最後は好みが分かれる部分ですが、デザインがイマイチという声も。象印加湿器EE-DC50は電気ポットのような見た目で、お部屋に置くとなかなかの存在感があります。インテリアに馴染むデザインが良い方は、他の加湿器を検討した方が良いでしょう。
象印加湿器EE-DC50の良い口コミ
象印加湿器EE-DC50について、良い口コミもまとめました。
加湿力が抜群
- 大量の蒸気であっという間に加湿できる
- 木造で20畳ほどの部屋でも十分に加湿してくれる
- 他の加湿器と比べ物にならない加湿力
象印加湿器EE-DC50はスチーム式ならではの加湿力の高さが好評で、ひかえめモードでの運転でもしっかりとお部屋全体を加湿してくれます。
お部屋の環境により多少左右されますが、木造20畳など、適用床面積以上の広さでも快適に使えている人もいるようです。
40%〜60%の体感湿度をキープしてくれる自動運転モードと、お部屋の湿度に関係なく加湿を続ける連続運転モードの2種類から選べるところも評価されています。
構造がシンプルでお手入れが簡単
- 加湿器の中では圧倒的に手入れが楽
- 構造が電気ポットそのままなので、掃除しやすい
- 手入れが簡単なので衛生的
加湿器の掃除を怠るとカビや雑菌が繁殖し、健康被害にまで発展するリスクがあります。そのため通常はこまめな手入れが欠かせません。
象印加湿器EE-DC50は電気ポットと同じような構造なのでフィルターが無く、広口容器で細部にまで手が届くので、お手入れが非常に簡単です。
他のタイプの加湿器から、お手入れがしやすい加湿器を探していて象印加湿器EE-DC50に乗り換えたという口コミも多く見られました。
安心・安全に使うことができる
- 小さい子どもがいるのでチャイルドロック機能で安全に使える
- 本体をうっかり倒しても、湯もれを最小限に抑えられる
- フタの開閉をロックできるので、転倒してもすぐに開かないのが良い
スチーム式加湿器は蒸気や内部が高温になるので、うっかり吹き出し口に触れたり、転倒による湯もれによってやけどを負ってしまう可能性があります。
象印加湿器EE-DC50はこうした事故を防ぐため、チャイルドロックなどの機能が充実しており、小さい子どもやペットがいるご家庭でも安心して使うことができます。
象印加湿器EE-DC50の機能
象印加湿器EE-DC50の主な機能には、次のようなものがあります。ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
- 清潔なスチーム式の蒸気
- 万が一のときも安心な「トリプル安心設計」
- デュアルセンサーで湿度を自動コントロール
- 3段階のデュアルタイマー機能で自動ON/OFF
- 湯沸かし音セーブモード
- ポット仕様の構造でお手入れ簡単
清潔なスチーム式の蒸気
スチーム式加湿器の最大の魅力は、水を沸騰させることでカビや雑菌の繁殖を抑え、清潔な蒸気で加湿してくれること。
象印加湿器EE-DC50もスチーム式のため、沸騰させた後で約65℃まで冷ましてからお部屋を加湿する仕組みになっています。
蒸気でお部屋がほんのり暖かくなる効果もあり、室温を下げずに加湿したい人に最適です。
万が一のときも安心な「トリプル安心設計」
高温の蒸気が出るスチーム式加湿器は、子どもの火傷や転倒による湯もれに注意が必要です。
こうした事故を未然に防ぐため、象印加湿器EE-DC50では万が一のときでも安心の「トリプル安心設計」を採用しています。
・キーを3秒押しするだけですべての操作ができなくなる「チャイルドロック」
・本体が転倒しても簡単にフタが開かない「ふた開閉ロック」
・本体が転倒しても湯もれを最小限に抑える「転倒湯もれ防止構造」
置き場所は工夫する必要がありますが、小さな子どもや高齢者がいるご家庭でも安心して使うことができますね。
デュアルセンサーで湿度を自動コントロール
象印加湿器EE-DC50は湿度センサー×室温センサーのデュアルセンサー搭載で、快適な湿度を自動コントロールします。
運転モードは「ひかえめ」「標準」「しっかり」の3段階から選択可能です。
体感湿度は40%〜60%で、空気が乾燥する冬の時期には「しっかり」運転、秋口などおだやかに加湿したいときは「ひかえめ」運転がおすすめです。
3段階のデュアルタイマー機能で自動ON/OFF
4・6・8時間の入タイマーと、1・2・4時間の切タイマーがあり、それぞれ睡眠時間に合わせて設定することができます。
就寝時に加湿器をつけっぱなしにしておくと、暖房を切っている場合などは湿度が上がりやすく、結露やカビの原因になることもあります。
スイッチの切り忘れが心配な方には、象印加湿器EE-DC50のようなタイマー機能付きの加湿器をおすすめします。
湯沸かし音セーブモード
象印加湿器EE-DC50には、湯沸かし音を軽減する「湯沸かし音セーブモード」が付いています。
このモードを選択すると水の温度をゆっくり上げるため、湯沸かし音を小さくする効果がありますが、その分給水してから沸騰するまでの時間は約10分長くなります。
なお静音効果があるのは最初の沸騰時のみで、加湿中の音や再沸騰時の音は変わりません。
ポット仕様の構造でお手入れ簡単
電気ポットのような構造の象印加湿器EE-DC50は、お手入れが非常に簡単です。
基本的には上ぶたの水洗いと外装部分の拭き掃除のみで、その他は1〜2ヶ月に1回の頻度でクエン酸洗浄が推奨されています。
クエン酸は市販のものでも構いませんが、泡立ちや吹きこぼれ防止のため、象印から発売されている加湿器洗浄用のクエン酸(ピカポット)を使用するのがおすすめです。
象印加湿器EE-DC50の電気代は?
象印加湿器EE-DC50の消費電力は、湯沸かし立ち上げ時で約985W、加湿時で約410Wです。
使用時間や運転モードによっても変わりますが、毎日8時間程度の使用であれば、1ヶ月あたり3,000円前後の電気代がかかる計算になります。
少しでも電気代を節約したい場合、加湿器の使用時間を減らす他、室内干しなどでお部屋の湿度を下げないよう工夫する方法も有効です。
象印加湿器EE-DC50の動作音は?
口コミでは「動作音が大きい」という指摘もあった象印加湿器EE-DC50ですが、実際のところ、どのくらいの大きさの音が出るのでしょうか。
購入した人が騒音計で測定した結果によると、おおよそ45〜47dBくらいとのことで、静かな住宅地や図書館と同等の騒音レベルに該当します。生活音としては静かな方に分類されますが、神経質な人にとっては少しうるさく感じる場合があります。
音に敏感な人は、静音性の高い他の加湿器を検討した方が良いかもしれません。
象印加湿器EE-DC50はこんな人におすすめ
象印加湿器EE-DC50は、次のような人におすすめです。
- 加湿力とお手入れのしやすさを重視したい
- 動作音はそこまで気にしない
- 電気代は気になるけれど、健康のためにもスチーム式を選びたい
- デザインよりも性能重視
スチーム式加湿器のメリットでもありますが、パワフルな加湿力とお手入れのしやすさが、象印加湿器EE-DC50の最大の特徴です。
大きめの動作音や電気代、ほぼ電気ポットのようなデザインは気になるところですが、それを上回る加湿性能の高さで、楽天市場やAmazonなどの口コミでも高い評価を受けています。
とにかく機能と使いやすさを重視!という方には、象印加湿器EE-DC50がおすすめです。
象印加湿器EE-DC50の口コミレビューまとめ
今回紹介した象印加湿器EE-DC50は、加湿力・お手入れのしやすさ・安心安全面において非常に高いレベルを誇る、高機能な加湿器です。
購入した人の口コミでは「加湿能力が高く衛生面も安心」「色々試して最終的に行き着いたのがEE-DC50」「お手入れが簡単で助かる」などの高評価が目立ちました。
お部屋の乾燥対策は、パワフルな加湿力の象印加湿器EE-DC50があればバッチリです。象印の加湿器は毎年品薄になるほどの人気商品なので、購入を検討されている方はぜひお早めに。